インドネシアは、国民の90%近くがイスラム教徒で、世界最大のイスラム教国です。が、ジャワ島の隣のバリ島は、90%がヒンドゥー教徒です。バリヒンドゥーは、ヒンドゥー教と自然崇拝が混然一体となったバリ特有の信仰です。町の至る所、自宅の庭、大きな木、など様々なところに、チャナンというお供え物が置かれています。
詳しいことはよく知らないので、引用します
チャナンとは、「美しくありますように」という意味で、1日を平和に過ごせるよう神さまに見守ってもらうために捧げます。
チャナンといえば、色鮮やかな花が魅力的ですが、ただ美しいから捧げるわけではありません。花は自分の心を表し、花の色ごとに東西南北を守る神さまを表しています。
バリ・ヒンドゥー教の世界では、神々はいたるところに宿っており、家寺の中の各祠はもちろんのこと、各建物、台所、米倉、井戸、排水溝、門、車やバイクや自転車などの乗り物など、あらゆるものすべてにお供え物をします。
ャナンですが、神様だけでなく悪霊にもお供えします。地面よりも高いところに置くのは神様への捧げ物、地面に置くのが悪霊への捧げ物です。地面には「悪霊」という名の「神様」がおり、「悪さをしないでくださいね」という願いをこめてお供え物を置きます。悪霊用のチャナンは神様への捧げ物と比べると質素です。