3月3日は、ヒンズー教のお正月ニュピ祭でした。
ニュピ祭は、外出、労働、灯火の使用、殺生などが一切禁じられ、一日静かに瞑想し世の中の平和を神に祈る日です。
90%がヒンズー教のバリ島は、空港・レストランも閉鎖され夜間は真っ暗で静かな1日になります。
ニュピ祭当日は一切の外出禁止になりますが、
ニュピ前日は月が隠れるティルム(暗月)の日です。
この日に悪霊プトカロが地上にはい出してくるので、
昼から村々では道が交わる交差点や三叉路に悪霊が集まると言われているので払いの儀式(ムチャル)が行われます。
夕方から各家庭では鍋やカマを打ちならし、家に入り込んだ悪霊を追い出します。
悪霊は金属がカンカンと打ち鳴らされる大きな音を嫌うと言われています。
夜になると各村ではオゴオゴと呼ばれる大きな鬼の人形を作り村を練り歩きます。
各家庭から追い出された悪霊がこのオゴオゴに乗り移ると考えられており、最後に悪霊が乗り移ったオゴオゴは焼かれてしまいます。
オゴオゴの様子の動画が有ります。見てみてください